シミの消し方マニュアル

30歳を過ぎれば顔にシミは少なからず出てくるものですが、シミと無縁な人は美容意識がとても高く、若い時からきちんとスキンケアが出来ていて、シミ対策も万全。日々の美容努力の賜物です。

 

 

毎日のスキンケアやシミ対策が不十分だと当然先々シミに困らされることになります。しかし、ケアをさぼったツケでシミが出来てしまっても大丈夫!コツコツと根気よくケアをすればシミを消すことも可能です。

 

 

出来てしまったシミにはビタミンC誘導体

 

 

美白成分は厚生労働省が美白に対する効果を認めた美白有効成分や、厚生労働省の認可はないけれど、各メーカーが開発した独自の美白成分などを合わせるとかなりの数があります。

 

 

その中で、出来てしまったシミをケアするのに最適な美白成分は、ビタミンC誘導体です。

 

 

ビタミンC誘導体以外でよく耳にする美白成分には、アルブチンやプラセンタエキスなどがありますが、これらはメラニン色素ができないように作用するものであり、出来たシミに直接作用はしません。ところが、ビタミンC誘導体は出来てしまったシミに直接作用して、薄い茶色く肌表面に出てきてしまったシミの色を、元々の肌の色に少しずつ戻していく作用があるのです。

 

 

メラニン色素の色を還元化していく作用を持つ美白成分は、ビタミンC誘導体とハイドロキノンです。

 

 

なら、ビタミンC誘導体でなくハイドロキノンでもいいじゃないかと思うところですが、作用の力が圧倒的にハイドロキノンの方が強く、その反面、副作用(肌に刺激を感じるなど)も強く現れやすいという特徴があります。

 

 

メラニン色素を還元化する力はハイドロキノンの方が高いのですが、自分でシミを消したい!となった時に、初めて美白化粧品を使用するのであれば、まずはハイドロキノンよりも刺激の弱いビタミンC誘導体を使うことをお勧めします。

 

 

ビタミンC誘導体には種類がある

 

 

ビタミンC誘導体には、水溶性・油溶性・両性(水溶性+油溶性)の3つのタイプに区別されます。

 

 

水溶性ビタミンC誘導体

 

 

肌に浸透する時間が短く、効果を早く感じやすいのが特徴です。水との相性が良いように作られた成分なので、化粧水によく配合されています。

 

 

化粧水には<水溶性ビタミンC誘導体>と成分表示されず、 アスコルビルリン酸Mg ・ アスコルビルリン酸Na ・ リン酸アスコルビルMg ・ エチルアスコルビン酸 で表示されています。

 

 

油溶性ビタミンC誘導体

 

 

水溶性ビタミンC誘導体よりも肌の奥まで浸透します。水溶性は素早く浸透するのに対し、油溶性はゆっくりと浸透していくため、効果を感じられるまでに水溶性よりも時間がかかります。油との相性が追いので、保湿クリーム・美容液・オールインワンゲルによく配合されています。

 

 

油溶性ビタミンC誘導体が配合されている化粧品には、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルやテトライソパルミチン酸アスコルビルと表示されています。

 

 

両性ビタミンC誘導体

 

 

水溶性と油溶性の特徴を合わせたタイプです。肌への浸透率は3つの中で一番良く(水溶性の100倍)、肌の保湿力も一番高いのが特徴です。

 

 

水溶性のリン酸型ビタミンC誘導体に油溶性のパルミチン酸を合わせ、 パルミチン酸アスコルビルリン酸Na(別名APPS)と成分表示には明記されています。

 

 

 

ビタミンC誘導体の進化

 

 

ビタミンCが美肌に良いことは知られていますが、それを直接肌に塗っても皮膚に浸透されない為、肌に浸透しやすい形に加工されたのが水溶性ビタミンC誘導体です。しかし、浸透の即効性はあるものの、肌が乾燥しやすくなるというデメリットがあり、そのため保湿クリームなどに配合しやすい形に加工されたのが油性ビタミンC誘導体です。保湿性は水溶性よりも高まったけれど、ゆっくりと奥まで浸透していくため、効果が出るのに時間を要するというデメリットが。そこで、浸透力が高く、肌の保湿性も高めて改良されて誕生したのが、最新の両性ビタミンC誘導体というわけです。

 

 

ひと昔前に、本来肌の奥までは届かないビタミンC誘導体の成分を、 イオン導入器を使って肌の奥まで浸透させるというケア方法が流行りましたが、最新のビタミンC誘導体APPSを使えば、イオン導入器など使わなくても、より高い浸透力で肌の奥まで成分が行き届くようになったのです。

 

 

ビタミンC誘導体の選び方

 

ビタミンC誘導体が配合された美白化粧品を一つ選ぶとするなら、おすすめは美容液です。

 

 

化粧水はその成分のほとんどが水なので、より成分が多く含まれているのは美容液です。美容液が濃厚でトロっとしたテクスチュアーなのは、水分が少なくほとんどが美容成分で構成されているからなので。

 

 

ただ、高浸透のAPPSは高機能・高性能ですが、成分の安定性に欠けるという面があり、化粧水のようなサイズでたっぷり使えるタプではなく、かつ値段も化粧水と比較するとかなり高価です。

 

 

乾燥肌や敏感肌の人の場合は、高価な美容液を購入して肌に合わなかったとなるのが一番気になるところなので、まずはトライアルで肌に刺激を感じるかどうかを試してみてから、使い続けられそうな商品であれば本品を継続使用することをおすすめします。

 

 

両性タイプはちょっと値が張るから、もう少し手頃な価格でシミを消したいという場合は、水性タイプや油性タイプを選びましょう。

 

 

それで、どうしても肌が乾燥気味になる場合は、化粧水を塗ったあとにセラミド配合の保湿クリームや美容液を塗るなどして、プラスで乾燥対策をしましょう。

 

 

美容液を選ぶ際のポイント

 

 

ビタミンC誘導体の美容液を選ぶときのポイントですが、大抵他の美容成分も混合で配合されています。

 

 

シミが気になる年頃の人は、肌のたるみ・しわ・くすみなど他のエイジング悩みを持っていることが多いです。

 

 

エイジングケアに効果のある美容成分、例えばプラセンタ・ヒアルロン酸・レチノールなどが一緒に配合されているものを選ぶと、シミ対策と一緒にアンチエイジングすることができるのでお勧めです。

 

 

 

 

続きを読む≫ 2017/04/09 15:41:09

一度出来てしまうと、消そうと思ってもなかなかやっかいなシミ。でも、なかなか消えないからと放置してしまっては、そのシミはどんどん大きく育っていき、挙句は新しいシミを増やしてしまうことに・・・。シミは小さいうちに対処した方が消しやすく、正しいスキンケアを身に付けていればシミができる機会を減らすことができます。

 

 

ターンオーバーの乱れはシミの元

 

 

美容においてターンオーバーという言葉はよく聞きます。これは、表皮が新しく生まれ変わることを意味しています。健康な肌の場合、表皮細胞が基底層の部分で新しく誕生し、それが約28日間かけて角化して角質細胞となり、最後は垢として外に剥がれ落ちてきます。この一連のサイクルをターンオーバーと呼んでいます。

 

 

このターンオーバーによって表皮細胞が常に新しいものに入れ替わっている為、シミの原因となるメラニン色素が仮に出来たとしても、アーンオーバーと共に外に排出されて肌は元の色を取り戻すことができます。

 

 

しかし、これはメラニン色素が表皮で留まっていれば・・・の話です。紫外線の影響が表皮の底にある基底膜を突き破って真皮にまで及んだ場合、真皮にある細胞はターンオーバー機能を持たないので、メラニン色素が外に排出されることはなく、皮膚の中にどんどん蓄積されていきます。そして、やがてシミとなって表皮に現れ、年月と共にだんだんと濃いシミになっていくことになります。

 

 

1回のターンオーバーにかかる日数は約28日と言われていますが、年齢を重ねるにつれてその日数は伸びていきます。30歳であれば30日、40歳であれば40日、50歳であれば50日以上がかかると言われているため、シミ対策は年齢が進めば進む程、時間と労力が必要になるのです。

 

 

ただでさえ加齢で日数がかかるところに、無防備なスキンケアをしていると、ターンオーバーの乱れに拍車がかかり、ますますシミは出来やすく、且つ消えにくくなってしまいます。

 

 

この観点から見ても、ターンオーバーの乱れはシミの元となり、いかに日頃から正しいスキンケアを心掛けているかが、将来シミで悩むのか悩まずに済むのかに左右されることとなります。

 

 

シミを作らない化粧品の正しい使い方

 

 

シミ肌を作らないためには、普段どんな肌ケアをしているかが大きく影響してきます。

 

 

クレンジングでメイクをしっかり落とす

 

 

アイメイクなどバッチリ化粧をしている時は、W洗顔用を使わずに、きちんとメイク落とし用で毛穴にメイク汚れが残らないように落としましょう。

 

 

この時に力は必要なく、肌をこすって落とさないようにしましょう。こすり洗いをしてしまうと、摩擦によって肌が色素沈着を起こしやすくなります。従って、拭き取るだけタイプのメイク落としも使わないようにしましょう。

 

 

石鹸で洗顔する

 

 

メイクを落とした後は、余計な物が含まれないシンプルな石鹸がおすすめです。保湿成分や美容成分が配合された洗顔料が多くありますが、これは洗い流すと一緒に落ちてしまうもの。洗顔は顔を洗う性能だけを重視して、保湿や美容を期待する成分は、化粧水や美容液で補うのがベストです。

 

 

洗顔をするときは、ネットでしっかりモッチリの泡を作り、摩擦が生じないように泡で優しく包み込むように洗いましょう。

 

 

セラミド配合の化粧水を使う

 

 

洗顔の後は、セラミド配合の化粧水で肌にたっぷりと水分を与えましょう。セラミドは肌の細胞と細胞をつなぐ大切な役割をもちます。このセラミドが不足すると細胞同士の繋がりが弱くなり、肌はもろく乾燥しやすくなります。

 

 

もろく乾燥しやすい肌は紫外線などの外的刺激の影響を受けやすくなり、シミが出来やすくなります。また、肌の機能が衰えるため、ターンオーバーも乱れ、更にシミが出来やすくなるのです。

 

 

乳液や美容液で蓋をする

 

 

化粧水でしっかりと水分を潤わせた後は、乳液や美容液で蒸発しないように蓋をしましょう。

 

 

この時に、メラニン色素の生成を予防する成分(トラネキサム酸・アルブチン・プラセンタ・ビタミンC誘導体など)を含んだものを選びましょう。

 

 

シミが表に出てくるまでは年月がかかるため、小さなシミ予備軍をシミ化させない為に、日頃から美白効果のある美容液を使ってシミ対策をしましょう。

 

 

日焼け止めを忘れずに

 

 

基礎のスキンケアをきちんとした後は、日焼け止めを忘れずに塗りましょう。普段の生活の場合にはSPF20・PA++程度のものを、屋外で活動する場合には、SPF50・PA+++程度の日焼け止めを使いましょう。

 

 

また、日焼け止めを選ぶときは紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)と明記してあるものを選びましょう。

 

 

今日は家から一歩も出ないから〜ということ日焼け止めを塗らないというのは、シミ対策の観点から見るとアウトです。じわりじわりと肌に害を及ぼす紫外線A波は、窓を通過するタイプの紫外線なので、例え一歩も家から出なくても窓越しに紫外線は届きます。紫外線を浴びて出来るメラニン色素は、蓄積していく様子が目に見える、または体感できる形で把握することが出来ないため、日頃からいかにメラニンを溜め込まないようにブロックするかポイントです。

 

 

例え家から出なくても、出るとしても洗濯物を干すほんの10分程度だったとしても、近所の店に数分歩くだけだったとしても、日焼け止めはシミを作らないためにも必ず塗る習慣をつけましょう。

続きを読む≫ 2017/03/26 15:14:26

シミの悩みは30歳を過ぎたあたりから増え始め、肌のエイジング悩みのトップにあがります。

 

シミといえば、頬の辺りに出来る茶色の丸いシミ悩みが多いのですが、鼻を中心に茶色のシミが左右に広がるシミ(そばかす)も目立つため悩む人は多くいます。

 

 

鼻を中心に左右に広がるシミには肝斑と呼ばれるものもあります。肝斑とそばかすは何がどう違っているのか、そばかすが気になる人はどう対策すれば良いのかをご紹介します。

 

 

肝斑とそばかすの違い

 

 

肝斑とは

 

 

肝斑とそばかすの違いは、出来る原因が違います。

 

 

肝斑は、女性ホルモンのバランスが乱れることが原因で起こります。妊娠・出産・ストレスなどで女性ホルモンのバランスが崩れて黄体ホルモンが優勢になることがあります。

 

 

黄体ホルモンはメラニン色素を作らせる作用があるため、黄体ホルモンが優勢の時期が長くなると、メラニン色素が作られ続けシミが現れます。

 

 

鼻を中心に両頬左右対称にシミが現れるのが肝斑の特徴です。

 

 

そばかすとは

 

そばかすには二つのタイプに分けられます。そばかすが出来やすい体質が遺伝する先天性のものと、外的刺激(紫外線・炎症・摩擦・ストレスなど)が原因で出来る後天性のものです。

 

 

そばかすは肝斑と同様にメラニン色素が積み重なっていくことで肌に出てきますが、メラニン色素が出来るメカニズムに違いがあります。

 

 

先天性のそばかすは色白の肌質や、メラニン色素ができやすい体質が遺伝するので、子供の頃からそばかすが出て、思春期の頃をピークに濃くなっていきます。そして、それを過ぎると大人になるまでには消えてなくなります。

 

 

ところが、大人になってからそばかすが出来ることもあります。これは紫外線などの外的刺激が原因でメラニン色素が大量に作られ続け、それが表皮に貯まっていってシミになります。

 

 

また、遺伝性のそばかすに外的刺激が加わることで、本来なら消えてなくなるはずのシミが消えずに残ってしまうこともあります。

 

 

そばかすを目立たなくさせる方法

 

 

老人性色素斑のように大きな丸いシミと同じように、そばかすも一つ一つのシミは点で小さくても顔に広がるので目立ちます。そこで、自分で目立たなくさせる方法をご紹介します。

 

 

ビタミンCを内側から与える

 

ビタミンCは美肌には欠かせない栄養素です。

 

 

【ビタミンCが与える美肌効果】

 

メラニン色素ができるのを防ぐ
出来たメラニン色素を薄くする
シワを出来にくくする
炎症を抑える
皮脂を抑えてニキビを予防する
活性酸素の働きを抑える
コラーゲンを増やして肌のハリを保つ
ターンオーバーを促進させる

 

 

このようにビタミンCは肌にとって様々な効果をもたらしてくれる栄養素です。ビタミンCは男女ともに1日の最低摂取量は100rで、美肌に必要な摂取量は2000rとも言われています。毎日の食事でしっかりビタミンCが摂れるように意識しましょう。日によっては「今日は栄養が偏ってるな〜」と思う時もあるでしょうから、そんな時はビタミンCのサプリメントをうまく併用すると良いですね。

 

 

ビタミンCを外側から与える

 

 

美肌効果抜群のビタミンCは食事で摂って体の内側から効かせるだけでなく、肌に塗って体の外側からも効かせるようにしましょう。

 

 

肌にビタミンCを吸収させる場合は、ビタミンC誘導体という成分を含む化粧品を選びます。ビタミンC誘導体は、ビタミンCそのままでは肌に吸収されないので、吸収されやすい形に作り替えられたものになります。

 

 

ビタミンC誘導体が含まれた化粧品は化粧水や美容液などありますが、化粧水は肌をプルプルにさせてターンオーバー機能を回復させるセラミドやプラセンタなどの美容成分が含まれているものにして、美容液にビタミンC誘導体が含まれているものを選ぶと良いでしょう。

 

 

消えにくい頑固なそばかすにはハイドロキノン

 

 

ビタミンC誘導体よりも色素沈着に強く作用する成分があります。それがハイドロキノンです。ビタミンCはメラニン色素が出来た段階を逆戻りするようにシミの色を段階的に還元していきますが、ハイドロキノンは一気に茶色の色を抜いてしまおうという作用があります。

 

 

作用の強い成分の為、副作用の心配をせず安全に使うためには、ハイドロキノンの含有量が2%までのものを選ぶようにしましょう。なおかつ、皮膚科医が監修しているものが良いでしょう。

 

 

安心して使えるとは言え、敏感肌の人は刺激に感じるかもしれません。そばかす体質の人は肌が刺激に敏感な人が多いので、そこが心配な場合は、お試し用がある商品を選ぶと、合わなかった時に買い損にならずに済むでしょう。

 

 

規則正しい生活を心掛ける

 

 

そばかすを消すのに効果のある食べ物や化粧品を使っても、生活習慣が乱れていてはイタチごっこになってしまいます。

 

 

夜更かしをせずに早く寝て、たっぷりと睡眠を取りましょう。就寝中に美肌に効果のあるホルモンが分泌されるので、睡眠不足になると肌の新陳代謝が滞ります。また、睡眠不足になるとイライラしたりストレスが溜まりやすくなります。ストレスはそばかすの元となるメラニンを増やすことになるため、睡眠をしっかり取るということは非常に大切なことになります。

 

 

 

 

 

 

続きを読む≫ 2017/03/12 22:09:12

出来始めのニキビ(白ニキビや黒ニキビ)が酷くならないうちにケアできた場合は、ニキビ跡としてシミになることはほとんどありませんが、軽度のニキビを無理に潰したり、膿を持った赤ニキビや黄ニキビに悪化した場合は、ニキビ跡が数か月から年単位で残ることがあります。クレーター状に凸凹に皮膚が陥没したニキビ跡は、美容皮膚科で治療を受けなければキレイに消すことは出来ませんが、赤や赤紫のシミや茶色のシミであれば、自分ケアでニキビ跡を消すことができます。なぜ赤色や赤紫色のシミが残るのか、ニキビの跡が残る原因を正しく理解して、自分でも出来る消し方をご紹介します。

 

 

赤や赤紫のシミになるのはなぜ?

 

 

ニキビ跡が赤や赤紫色のシミに残る原因は2つあります。

 

 

毛細血管の色が赤く残る

 

 

初期のニキビが悪化して、膿をもって赤く腫れたニキビになった場合、アクネ菌がたくさん繁殖します。

 

 

すると、アクネ菌を退治しようとして白血球がニキビの部分送り込まれます。白血球をより多く送り込むために毛細血管の数が増えるので、その部分が赤く見えます。

 

毛細血管が増えて赤くなった皮膚は、ターンオーバーが正常であれば数ヵ月で新しい皮膚に生まれ変わるのですが、ターンオーバーが乱れていると新しい皮膚になかなかうまれかわることができず、いつまでもニキビの跡が赤く残ることになります。

 

 

これがニキビ跡が赤く残る1つ目の原因です。

 

 

血管損傷で赤く残る

 

 

もう1つの理由は、ニキビの炎症が表皮の下にある真皮層まで及び、血管が破れて周辺組織に血液が流れ込み、流出した血液のヘモグロビンが赤黒く変色することでシミとして残ります。

 

 

炎症が真皮層まで及んだ場合、ターンオーバーが行われにくいので、シミとして残る時間は長くなりがちになります。

 

 

茶色のシミになるのはなぜ?

 

 

ニキビ跡が茶色のシミになるのは、炎症性色素沈着が原因です。

 

 

ニキビが炎症を起こすと、その炎症から肌を守ろうとして活性酸素が大量に発生します。活性酸素は日焼けしたときに肌が茶色になるメラニン色素を作り出すホルモンを刺激するため、メラニン色素が大量に作り出されます。

 

 

これがターンオーバーの乱れで肌の新陳代謝が遅れると、茶色のシミとしていつまでも肌に残るようになります。

 

 

これがニキビ跡が茶色に残る場合です理由です。

 

 

自分で赤いニキビ跡を消す方法

 

 

洗顔を見直そう

 

 

ニキビが出来やすい人や、ニキビ痕があり今以上増やしたくない!と思う人ほど、まずはしっかり肌の汚れを落とさないと!と、必要以上のクレンジング剤を使ったり、過剰な力でゴシゴシと洗ったりする傾向にあります。

 

 

ニキビは毛穴に汚れや余分な皮脂が残って毛穴が詰まることで出来やすくなりますが、過剰な洗顔のし過ぎで必要な皮脂まで落としてしまうと、「脂分が不足してるよ!補って!」と認識されて、逆に皮脂が分泌されることになり、ニキビが出来やすくなります。また、洗い過ぎが肌への刺激となり、角質が硬く厚みを増して毛穴が塞がれることも、ニキビの原因になります。

 

 

使う洗顔料ですが、メイク落としは油分の少ないクリームタイプがおすすめです。拭き取るタイプのものはメイク汚れを取り残す可能性や、拭き取る時の摩擦が肌への刺激となるのでお勧めしません。また、オイルクレンジングも油分が多く含まれているし、洗浄力が強い分、肌への刺激も強いので避けた方が良いでしょう。

 

 

メイク落とし後や朝の洗顔料は、固形タイプの洗顔せっけんがお勧めです。出来るだけ余分な油分が含まれていないものが良いので、洗顔用の固形石鹸を選ぶようにしましょう。

 

 

洗顔後はしっかり保湿

 

 

洗顔後はしっかりと保湿しましょう。化粧品の余分な油分はアクネ菌の栄養源になるのですが、だからと言って保湿が遠慮がちになると肌の水分が不足して、毛穴の出口の角質が硬く厚くなってしまい、毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまいます。

 

 

ニキビが出来やすい人やニキビ痕が残って気になる人の場合は、ビタミンC誘導体が含まれた化粧水をたっぷり使い、しっかりと肌に水分を与えるようにしましょう。
ビタミンC誘導体には余分な皮脂を抑える効果や、抗炎症作用、ニキビ痕のシミを薄くする作用などがあるので、ニキビ予防やニキビ痕改善には持ってこいの美容成分です。化粧水で水分を補った後は、それが外に出ていかないように、美容液でフタをしてあげましょう。その時も、油分がなるべく少ないもので、ターンオーバー促進効果のあるヒアルロン酸やセラミド配合の美容液で保湿しましょう。

 

 

ホームピーリングも有効

 

 

上記のように基本的なスキンケアをしっかりとしながら、週に1度ピーリングで古い角質を落とすのも、キビ痕を消すのにはとても有効な手段になります。

 

 

ピーリングとは酸性の薬剤を使って余分な角質を剥がしてしまおうというもので、ピーリングを行うことでターンオーバーを高めて皮膚の新陳代謝を良くすることができ、ニキビやニキビ痕を早く改善させることができます。

 

 

ホームピーリング用にクリームやジェルで洗い流すタイプや、スクラブや拭り取りタイプなど色々ありますが、肌への刺激などを考えて一番お勧めなのは洗顔タイプになります。スクラブや拭き取るタイプだと、こすり過ぎで肌が赤くなったりすることもあるので、最も簡単で手軽な洗い流すタイプのものが、肌への刺激を考えると一番良いかと思います。

 

 

ピーリングの後は角質が剥がれ落ちて乾燥しやすくなっているので、ビタミンC誘導体やヒアルロン酸もしくはセラミド配合の美容液でしっかりと保湿をしましょう。

 

 

自分で茶色いニキビ跡を消す方法

 

 

赤や赤紫のニキビ痕であれば上記の方法で改善することができますが、アクネ菌が炎症を起こしたことでメラニン色素が蓄積した炎症性色素沈着のシミの場合は、

 

上記の方法では少し時間がかかるかもしれません。

 

 

その場合、お勧めなのがハイドロキノン配合の化粧品を使うことです。

 

 

ハイドロキノンは茶色くなった肌を戻の色に戻す力を持ち、美白成分の中では最も効力を持ちます。茶色くシミとして残った部分にだけハイドロキノン含有の化粧品を塗ることで、時間をかけて少しずつ茶色が薄くなっていくことが期待できます。

 

 

ハイドロキノンはとても効きが強い成分なので、その分副作用も懸念されます。その心配がなく安心して使えますよと厚生労働省が定めているのが、配合率2%以内です。ハイドロキノンは効き目は強いけれど、とても変質しやすい成分でもあるので、変質しにくいように開発された安定型ハイドロキノンが含まれているものを選ぶようにしましょう。

 

 

ただし、ニキビ痕とニキビが混在している場合に使うとニキビの炎症を悪化させてしまうので、ハイドロキノンを使う場合は、ニキビは完治しているのに茶色のニキビ痕がいつまでも消えないとうい場合に限ります。

 

 

ニキビが混在している場合は、正しいスキンケアでターンオーバーを正常に保ちつつ、ホームピーリングで古い角質を落として肌の新陳代謝をサポートしましょう。

続きを読む≫ 2017/02/20 20:40:20

ピル服用中に出来やすいシミ、それは肝斑かもしれません

 

シミと言えば、30代後半からボチボチ気になり始め、40代になると多くの女性が抱える肌の悩みですが、まだシミで悩むような年齢に当てはまらない人でも、ピルを服用しているとシミが出来やすいことがあります。

 

ピルの服用で出てくるシミを肝斑と言います。

 

肝斑とは、以下のような特徴を持つシミです。

 

  • シミが頬骨から下にかけて左右対称に広い範囲にくすんで広がっている
  • 頬骨に沿って左右対称に筆で絵の具を塗ったような感じでシミが広がっている
  • 目尻の下に小さなシミが左右対称に存在する
  • ハッキリとした輪郭を持たず、ボヤ〜ッとシミが広がっている

 

出る場所に多少の違いはありますが、ココからココまでがシミ!とはっきり区別できるような区切りがなく、体的にぼやけた感じで左右対称に出てくるのが肝斑の特徴です。

 

 

「出血量が多く生理痛がひどいため、婦人科に定期的に通院してピルを服用中の28歳の女性。ここ最近、両目の下や両側の頬に三日月のような形のシミがうっすらと出てきた。まだ20代でシミが出てくるような年齢ではないのになぜ・・・。」

 

「子宮内膜症の治療で婦人科で低用量ピルを処方されている32歳の女性。美容には結構気を使っていて、冬でもUV対策に気を付けてきたにも関わらず、うっすらボヤ〜ッと両側の頬骨の辺りにシミらしき肌のくすみがあるのはなぜ・・・。」

 

上記の2例で共通して言えるのは、ピルを服用中だということ。低用量ピルを服用している人が全員に肝斑が現れるわけではありませんが、低用量ピルを飲んでいることで肝斑が出る人がいるのも明らかです。

 

では、なぜピルを服用すると顔にシミが出来るのでしょうか。

 

 

 

ピル服用でなぜシミが増えるの?

 

低用量ピルとは経口避妊薬のことで、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンによく似たホルモンが配合されています。

 

これを服用すると、2つの類似ホルモンの働きによって、プロゲステロンの血中濃度が高くなり、妊娠したと錯覚を起こします。妊娠中だと認識すれば、排卵を起こす必要がなくなるため、妊娠を避けたい時や、生理周期を遅らせたい時などに低用量ピルが用いられるのはこの所以です。

 

意図的に妊娠中の女性ホルモンバランスを作り出すので、プロゲステロンの血中濃度が常に維持されます。プロゲステロンはシミやくすみの元であるメラニン色素の生みの親、メラノサイト細胞を常に刺激するため、メラニン色素がどんどん生成されていきます。

 

また、美肌を保つために必要なエストロゲンの量が抑えられるので、どんどん作られるメラニン色素を抑え込む力が弱まるため、ピル服用中はシミができやすい環境を作り出している、ということになります。

 

ピルは女性ホルモンバランスを変える為に服用し、その結果シミが出来るということは、ピルそのものが肝斑の原因になっているのではなく、ピルは肝斑が出来るきっかけに繋がる要素に過ぎません。

 

肝斑は女性ホルモンのバランスによって発症するシミなのです。

 

 

こういう人は肝斑になりやすい

 

女性ホルモンのバランスが崩れると様々な症状が女性の体には起こります。

 

  • 酷い生理痛
  • 過多月経による貧血
  • 生理不順
  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 月経前症候群(PMS)
  • 自律神経失調症
  • 不妊症
  • 更年期障害
  • 肌トラブル

 

このような生理に関する悩みや、婦人科系特有の悩みを改善するために、低用量ピルはしばしば処方されます。

 

本来なら、肝斑は女性ホルモンのバランスが乱れやすい30代〜40代に多く見られるシミですが、低用量ピルが上記の症状を軽減してくれるため、シミ年齢からすると若い20代であっても、ピルを服用していれば肝斑の症状が顔に現れることがあるのです。

 

昔はピルと聞けば、ホルモン療法で副作用がきついというイメージが強く、婦人科で勧められても敬遠されがちな薬でした。

 

しかし、今はホルモンの量が少ない低用量ピルが主流で、副作用もほとんど気にしなくても良い安全性の高いものがメインで処方されています。

 

したがって、ピルを服用する人口が増え、昔に比べたら若い世代での肝斑の人口も増えていると思われます。

 

 

ピルの服用で出来た肝斑のシミ、どうやって消す?

 

肝斑の治療は、主にトラネキサム酸・ビタミンCの内服と、ハイドロキノン外用薬の3本柱が主流になります。

 

肝斑は、ホルモンバランスが乱れることによって、プロゲステロンがメラノサイト細胞に、「メラニン色素を作りなさい」という指令を出し、メラニン色素がどんどん生産されて蓄積することで症状が現れます。

 

ビタミンCは、メラノサイト細胞に働きかけて、メラニン色素がたくさん作られないように阻止する作用があり、トラネキサム酸は、プロゲステロンがメラノサイト細胞に出す指示を丸ごとブロックする作用があります。

 

トラネキサム酸はビタミンCなどの美白成分よりも、シミが出来る最初のプロセスで阻害活動をしてくれるので、消えにくいと言われる肝斑にとても有効に働きます。

 

ただし、注意すべき点があります。それは、トラネキサム酸は血栓症リスクのある人が長期服用すると、深刻な副作用が起きるかもしれないということです。肝斑は治りにくいシミなので、トラネキサム酸を数か月単位で長期服用しなければいけません。

 

したがって、以下の人はトラネキサム酸の長期服用には注意が必要です。

 

  • 血栓症(脳血栓や心筋梗塞など)のある人
  • 過去に血栓症の既往歴のある人
  • 家族に血栓症の既往歴がある人
  • ピルを服用中の人
  • 妊娠中の人(胎児への影響)
  • 授乳中の人(母乳への影響)
  • 55歳以上の人(血栓症リスクが高くなる年齢)
  • 腎臓病の人

 

注意が必要な人の中に、ピルを服用中の人があります。ピルにも長期服用で血栓症となるリスクが潜んでいます。したがって、ピルを現在服用中の人はトラネキサム酸の内服が出来ません。

 

トラネキサム酸で肝斑の治療をしたい場合は、ピルの服用をやめる必要がありますが、ピルの服用をやめても良い状態か否かにもよります。

 

ピルの服用を辞めてもいい位、婦人科系の悩みが安定していない場合は、ビタミンCの内服でシミができるのを体の内側から予防しながら、美白化粧品で体の外側からも同時にケアすることをお勧めします。

 

 

ピル服用中はシミ対策を怠らないで

 

紫外線対策に忘れずに

 

ピル服用中に限ったことではありませんが、肝斑が出ている部分に紫外線が当たらないようにしましょう。肝斑は紫外線とは無関係で現れますが、肝斑が現れている部分にはメラノサイト細胞があるということ。

 

そこに紫外線の外的刺激が加われば、メラノサイト細胞が活性化してメラニン色素が作り出され、今ある肝斑のシミを濃くさせて消えにくくなる恐れがあります。

 

また、紫外線を浴び続けることによって、肝斑とは違う紫外線が直接の原因となるシミ(老人性色素斑など)が出現し、肝斑とダブルでシミを抱えることになることもあります。

 

そうならない為に、UV効果のある化粧下地や日焼け止めで紫外線をブロックしたり、肌の露出を避けたり帽子をかぶるなどして、無防備に紫外線を浴びることがないようにしましょう。

 

 

顔をこするような肌ケアをやめる

 

美白化粧品をシミの部分にしっかり浸透させようと必要以上の力で塗り込んだり、毎日拭き取り用のメイク落としで化粧を落としていたり、肝斑が出来ている部分に摩擦力がかからないように気を付けましょう。

 

肌はとても敏感です。ほんの少しの摩擦でも微少の炎症が肌では起きています。その摩擦が日頃の習慣で日常的に繰り返されると、摩擦による炎症を食い止めようと活性酸素が活発化し、その結果、メラノサイト細胞も活発化してメラニン色素が大量に発生します。

 

肌は摩擦力がかからないよう、優しく優しくケアするようにしましょう。

 

 

睡眠不足に気を付ける

 

肝斑は女性ホルモンのバランスが乱れることが原因と言われているので、睡眠不足には気を付けましょう。

 

就寝してから3時間の間に色々なホルモンが分泌されています。特に重要なのが成長ホルモンで、傷んだ肌を修復したり、シミやシワを予防する働きがあるので、しっかり睡眠をとって、成長ホルモンが不足しないようにしましょう。

続きを読む≫ 2017/01/26 23:24:26

茶色の丸いシミ(老人性色素斑)が出来る原因

 

茶色の丸いシミって気付いたら顔に出来てますよね。小さくて色も薄いうちなら化粧で隠れるので特に気になることもなかったのですが、ある時、ふと気付いたら、いつの間にかシミがクッキリと目立つようになっていて、これが顔にあるだけで老けた印象に見えてしまい、鏡を見る度に憂鬱な気持ちになってしまいます。

 

老人性色素斑のシミが目立つようになってくるのは30代から40代にかけて。

 

晩婚化が進む現代社会においては、30代から40代の間は子育てで忙しく、スキンケアに十分な時間をかける時間的余裕がなかなかありません。

 

子供を公園に遊びに毎日連れて行っている。ベビーカーに子供を乗せて、毎日買い物がてらお散歩に行っている。子供の習い事に付き添い、外で子供の活動を見守っている。

 

子育て世代のママはこういう日常が待っているのですが、日焼け対策などキチンとスキンケアをしなかった場合、シミが出来るのに拍車をかけてしまいます。

 

老人性色素斑のシミは、10代や20代の時に浴びてきた紫外線が原因です。肌が紫外線を浴びると、その影響によって肌を劣化させる活性酸素が大量に発生します。活性酸素はかなり強力な力で肌を劣化させてしまうので、そうはさせまいとメラニン色素が大量に作り出されます。

 

メラニン色素と聞けば、肌を黒くさせる悪者のイメージが強いかと思いますが、肌が黒くなるのは、メラニン色素が活性酸素から肌を守ろうと戦った証。たくさん日焼けをすれば、肌を守ろうとたくさんのメラニン色素がドンドン生まれます。活性酸素とガンガン戦って、活性酸素から肌を守るという重大な役目を果たしたメラニン色素は、それ自身が黒くなって肌に残っていく。

 

これがシミの正体であり、老人性色素斑が出来る原因です。

 

 

老人性色素斑に効果のある美白成分

 

出来てしまったシミ。これ、どうにか消したいですよね。シミ消しで真っ先に思いつくのが、美白化粧品ではないでしょうか。

 

シミを完全に消したいと思えば、やはり美容皮膚科やエステでシミ取り治療を受けるのが一番です。でも、シミ程度で皮膚科に行く?と躊躇してしまったり、美容皮膚科やエステはお金がかかるイメージが強すぎて敬遠してしまう人が多いのではないでしょうか。

 

そうなると、一番の候補にあがってくるのが美白化粧品などのスキンケアアイテムです。しかし、残念ながら肌の表まで出てきてしまったシミは、美白化粧品で完全に消すことはできません。シミは何年も何十年もかけて皮膚の構造が変化して出てきてしまったものなので、変化した皮膚構造を元に戻す役割は、美白化粧品にはありません。

 

しかし、目立たなくなる程度までシミを薄くしたり、シミになりそうなシミ予備軍をシミ化させないようにすることに関しては力を発揮してくれます。

 

美白成分がシミに働きかける作用には大きく分けて3つあります。

 

  • メラニン色素が出来る過程を阻害する役割
  • メラニン色素を肌の外に押し出す役割
  • 出来てしまったメラニン色素を薄くする役割

 

 

メラニン色素が出来る過程を阻害する美白成分

 

ビタミンC誘導体・アルブチン・リノール酸・コウジ酸・プラセンタエキス・エラグ酸・トラネキサム酸・カモミラET・ルシノール

 

メラニン色素を肌の外に押し出す美白成分

 

ビタミンC誘導体・リノール酸・プラセンタエキス

 

メラニン色素を薄くする美白成分

 

ビタミンC誘導体・ハイドロキノン

 

 

このように役割によって選ぶ美白成分が異なってくるので、シミを予防したいだけなのか、それとも出来たシミを薄くしつつ予防もしたいのかなど、美白化粧品にどこまでを求めるのによって選択すると良いですね。

 

上記の美白成分で一番効率的なのが、ビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は、メラニンが出来る過程を阻害し、蓄積しようとしているメラニンを肌の外に押し出し、そして、出来てしまったシミの色を薄める効果があります。

 

美白成分に課された3つの役割をすべて担ってくれるのが、ビタミンC誘導体なのです。美白化粧品はドラッグストアに行けば本当に色々な種類の美白コスメがあるので、選ぶのにも悩んで時間がかかりがち。そんな場合には、オールマイティーな活躍をしてくれるビタミンC誘導体が配合されているものを選びましょう。

 

それ以外でお勧めの美白成分は、メラニン色素の色を薄くする働きをするハイドロキノンです。

 

ハイドロキノンはビタミンC誘導体と同じように、シミの色を薄くする効果があるのですが、その作用がとても強いのが特徴です。作用が強いということは、裏を返せば、それだけ肌への刺激も強いということ。

 

上に列挙した美白成分は、ハイドロキノンを除いた全てを、厚生労働省が医薬部外品の有効成分として認めています。
ハイドロキノンは医薬部外品と書けるまでの認可は得ていませんが、2%まで副作用の心配が不要で含有OKという、美白化粧品に使われるのが許可されている成分です。

 

肌はそこまで敏感肌ではないし、このシミをとにかく早く何とか薄くしたい!という方は、ハイドロキノンを使用した美白化粧品をトライアルで試してみるのも良いですね。

 

 

 

老人性色素斑に効果のあるサプリメント

 

美白化粧品は肌の外側からシミに働きかけますが、それと併用してサプリメントで体の内側からシミに働きかければ、より早くシミへの効果を感じることができるでしょう。

 

では、体の内側からシミに働きかけるには、どんな栄養素のサプリメントが良いのでしょうか。サプリメントに含まれている栄養素は色々ありますが、特にシミに対して効果を期待できるものを3つご紹介します。

 

 

ビタミンC

 

美肌に欠かせない栄養素。それはやはりビタミンCです。ビタミンCには、美白効果・コラーゲンの合成を助ける効果・抗酸化作用があり、肌の老化を予防するのには欠かせない栄養素です。

 

 

Lシステイン

 

Lシステインは皮膚や髪の毛に存在するアミノ酸の一種です。老人性色素斑の原因であるメラニン色素の発生を制御したり、黒くなっていったメラニン色素を白くする効能があります。

 

また、肌の新陳代謝を促して、溜まっていくメラニン色素を肌の外に押し出す働きもしてくれます。

 

このLシステインですが、ビタミンCとの協力作用でより効果を発揮するので、ビタミンCと一緒に合わせて摂取したい栄養素になります。

 

 

ビタミンE

 

ビタミンEも美肌には欠かせない栄養素です。紫外線を浴びると活性酸素が大量に発生して、メラニンを作りだす細胞のDNAを傷つけてシミが出来ますが、ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、老化を予防するには欠かせません。

 

また、肌のターンオーバーを促す効果もあるので、シミを外に排出する手助けもしてくれます。

 

 

ビタミンCとLシステインでメラニンの生成を抑え、出来てしまったシミを白く還元する。そして、ビタミンEで肌の新陳代謝を促し、早くキレイな皮膚に生まれ変わるように手助けする。

 

この3本柱で体の内側からシミにアプローチしつつ、美白化粧品で外側からアプローチするのがおすすめです。

 

 

 

老人性色素斑を完全に消したいならレーザーがおすすめ

 

美白化粧品やサプリメントでもシミを完全に消すことは出来なくても、気にならなくなるまで薄くすることはできます。

 

ただし、それには時間と根気が必要になります。シミは何年も何年も年月を経て出てきたものなので、それを消すにはそれなりの時間を要します。

 

そんな悠長なことは言ってられない!今すぐにでもこんなシミは消したいんだ!という場合は、皮膚科・美容皮膚科などでレーザー治療を受けるのが一番の近道です。

 

メラニン色素にだけ響く光を照射し焼き付けます。「レーザーの光が当たったシミの部分がかさぶたとなり、肌の新陳代謝によってかさぶたの下に新しい皮膚が誕生し、シミはいつしかかさぶたと共に剥がれ落ちる」という経過を経て、シミが顔からなくなります。

 

出来たシミを消すのなら美白アイテムよりもレーザー治療の方が勝っていますが、レーザーでいくらシミを消しても、日焼け対策をその後も怠っていればシミは復活します。今後のシミを作らないためには、やはり美白アイテムでシミが出来にくいようにすることが大切ですね。

 

 

日頃の紫外線ケアが何よりも大切

 

そして、何より一番大切なのが日頃の紫外線対策です。真夏のジリジリと焼けるような日差しは誰の目から見ても「日焼け」がイメージできますが、日差しの弱い秋・冬でも、太陽が隠れている曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。また、家の中にも窓越しに紫外線が入ってくるので、一歩も外に出ないから大丈夫ということでもありません。

 

炎天下の下で活動するにも関わらず、「日焼け止めクリームを朝一度出かける前に塗っただけ」というのも不十分です。汗を掻けばその分日焼け止めクリームのカバー力が落ちていきます。日焼け止めクリームのこまめな塗り直しが必要です。

 

また、秋や冬は日焼け止め対策を全くしなかったり、曇りだからと油断して何もしないでいると、無防備に浴びてしまった紫外線の害がジワリジワリと肌に蓄積していき、確実にシミへと変化しっていきます。日に焼けて肌が真っ赤になるなどの目に見える症状が現れない分、秋冬や曇りの日は特に紫外線対策が必要なのです。

 

とは言え、紫外線が怖いからと日差しが強くない日でもSPF数値の高い物を日頃から使うのは、肌に優しくありません。SPF値が強いということは、その分肌への刺激も強いということ。

 

明らかな強い日差しの下で活動する場合は、SPF30以上でPA+++のものを選びましょう。それ以外の日常使いであれば、SPF20でPA++程度のものが良いでしょう。

 

 

続きを読む≫ 2017/01/26 23:00:26

虫刺されの跡が茶色く残って治らない

 

「蚊などの虫に刺された跡が茶色く残ってしまい、なかなか消えて無くならない」こういう経験をされた方は多いのではないでしょうか。

 

蚊によく刺される時期は肌の露出も高いこともあり、気付けば足にたくさん蚊に刺されてしまい、痒さのあまり掻き過ぎてしまうことありますよね。簡単に手が届く場所を刺されてしまうと、無意識のうちについ手がそこに行き、中にはカサブタになるまで掻き壊してしまったなんてことも。

 

そして、気付けば足は茶色くなった虫刺されの跡があちこちに点在し、シミだらけになってしまった足が気になって仕方ない・・・。そのうち治るかと思って様子を見てみるも、なかなか茶色のシミは頑固で消えてくれず・・・。

 

 

虫刺されの消えないシミは炎症性色素沈着です

 

蚊などの虫に刺されて茶色く残ったものは、炎症性色素沈着というシミの一種になります。

 

シミと言えば、よく顔などみ見られる茶色の丸いシミの老人性色素斑と呼ばれるものや、頬にソバカスのように広範囲に小さく点在する肝斑と呼ばれるものが多いのですが、虫刺されの跡が茶色く残るものも、老人性色素斑や肝斑と同様にシミに分類されます。

 

シミはメラニン色素が沈着して表皮に残ったものが茶色く見せています。

 

老人性色素斑や肝斑などは紫外線の影響でメラニン色素が作られて表皮に残りますが、虫刺されの跡は、炎症の影響でメラニン色素が作られて表皮に残ります。

 

皮膚に炎症が起こると、免疫機能が働いて炎症を抑えようと活性酸素がたくさん送り込まれます。そして、活性酸素が炎症と戦って症状を鎮めようとしてくれるのですが、その裏側では活性酸素がメラニンを作り出す細胞に刺激を与えてしまい、その結果シミの元となるメラニン色素がどんどん作られていき、表皮に蓄積して残ってしまうのです。

 

これが虫刺されの跡が茶色く色素沈着してしまう原因なのです。

 

 

炎症性色素沈着は虫刺され以外でも起こります

 

虫刺され以外でも茶色くシミになることが他にも色々あります。

 

ちょっとした火傷の痕が茶色く残った。
擦り傷や切り傷の痕が茶色く残った。
ムダ毛処理している場所が黒ずんできた。
あせもが出来た場所の肌色が茶色くくすんだ。
ニキビ痕が残った。
アトピー性皮膚炎で痒い場所が全体的に黒ずんでいる。

 

などなど、こういうことが原因で起きたシミや肌のくすみも炎症性色素沈着になります。

 

炎症と言っても、何かに感染したというような特別な炎症ではなく、ごくごく日常にあふれているような炎症が原因でも色素沈着は起こります。

 

この炎症が数日で落ち着くような小さな炎症なのか、それとも何週間も続くような長引いた炎症なのか。皮膚が受けるダメージの大小によって、できた色素沈着が消えやすいシミなのか、それとも消えにくいシミなのかが違ってきます。

 

 

虫刺されによる炎症性色素沈着を予防するには

 

これはもう「掻かない」ことに限ります。虫刺されは一度掻けばそれが刺激となり、痒みを引き起こす成分ヒスタミンが増え、
どんどん掻く手が止まらなくなります。「掻くな」と言われても掻く手を止められないのが虫刺され。虫刺されによるシミを作らないためにも、虫に刺されない対策をまずは行いましょう。

 

 

蚊など虫に刺されない対策

 

  • 外出の際には虫よけスプレーなどをする
  • 露出の多い服装を避ける
  • 汗をかいたら小まめに拭く
  • 蚊の発生源となる水の溜まりを作らない

 

対策をしていても虫に刺されてしまった場合は、痒くならない対策を行いましょう。痒みを抑える為に「爪で患部をギューっと押してバッテンマークを付けとけばいい」なんてこと、昔はよく言われたものですが、これはやり過ぎると爪で余計な傷を増やすことになるので止めましょう。

 

また良くやりがちなのが、掻かないようにしたいけど、どうしても痒くてムズムズする!掻くよりもマシだろうと、患部をパンパンと叩く人もいると思いますが、これも叩いている瞬間は痒みをごまかせていても、叩いた刺激も加わって後から痒さが増すことに…。

 

痒みを抑えて患部を掻かないようにするためには、以下の3つ対策をお勧めします。

 

 

蚊など虫に刺された後の対策

 

氷で患部を冷やす
虫刺され用の塗り薬を塗る
絆創膏を貼って掻かないようガードする

 

虫に刺されて赤くなって痒い場合は、保冷剤や氷で患部を冷やしてみましょう。冷やされると周辺の血管が細くなり、かゆみ成分のヒスタミンが血液にのって拡散されるのを防いでくれます。冷やせる物がすぐに手に取れる環境にいる場合は、まずは患部を冷やしてみましょう。

 

それでも痒みが強かったり冷やせない場合は、抗ヒスタミン成分の入っている市販薬を、痒いのが我慢できずに掻き毟ってしまい、汁が出るぐらいの傷を作ってしまった場合は、抗生物質入りの軟膏を塗りましょう。

 

炎症が広がるのを抑えて早く終息させなければ、シミとしてクッキリ残るか残らないかに差が出てしまうので、たかが虫刺されと思わずに、状況に応じた適切な処置をするようにしたいですね。

 

 

虫刺されの跡を消す方法

 

色素沈着はメラニン色素が表皮に蓄積されていったものが茶色く見えているので、本来であれば、新しい皮膚細胞が誕生し、メラニン色素を下から上へどんどん押し上げ、最後はメラニン色素はアカとなって剥がれ落ちていきます。

 

したがって、肌状態が良好であれば、虫刺されによって出来た茶色のシミは、繰り返される皮膚の新陳代謝だけで自然と消えていくものです。

 

それが肌が乾燥していたり、炎症などで肌荒れを起こしていたりすると、新陳代謝のサイクルが良好であれば30日程度のものが、肌の状態が悪いと60日以上の日数を要することになり、メラニン色素が剥がれ落ちていくのに時間がかかります。

 

1ヶ月程度であれば、「あ、そう言えばいつの間にかシミが消えてる」という感覚ですが、2か月以上もかかれば、いつまでもシミがそこにあるのが気になって仕方ないということになってしまうのです。

 

そこで、虫刺されの跡を早く消してしまいたい!と、自分で出来る方法をご紹介します。

 

 

肌をしっかり保湿しよう

 

まずは、シミのある部分が全体的に皮膚が乾燥している場合は、しっかりとお風呂上りに保湿をしてあげましょう。皮膚が乾燥して水分不足になると、肌老化が進行して新しい皮膚細胞を作る元気が衰えてしまいます。毎日きちんと保湿をして、肌に充分な潤いを与えてあげましょう。

 

乾燥を補うためにお勧めの成分はセラミドです。セラミドは元々自分の体に存在する成分で、肌のバリア機能を保つ役割を持っています。バリア機能がしっかりと役割を果たしていれば、外からの刺激を跳ね返してくれるので健康な肌を維持できますが、水分不足でセラミドが不足してしまうと、バリア機能が低下して肌荒れしやすくなったり、肌の抵抗力が低下してしまいます。

 

皮膚の新陳代謝を促進させるためにも、健やかな肌状態を維持することが重要なので、セラミド配合のクリームでしっかりと保湿していきましょう。

 

 

メラニン色素に作用する美白クリームを使おう

 

しっかりと保湿をして皮膚の新陳代謝を正常に戻しつつ、蓄積してしまったメラニン色素に直接作用する成分を含んだクリームでケアをしましょう。

 

メラニン色素に直接作用する成分でお勧めなのが、ビタミンC誘導体とハイドロキノンです。

 

どちらもメラニン色素が新たに出来るのをブロックしてくれて、出来たシミを元の肌の色に戻してくれる働きもしてくれます。そして、ターンオーバーのサイクルを早くしようとする働きもあるので、メラニン色素の排出にも一役かってくれる成分なのです。

 

ビタミンC誘導体とハイドロキノンの違いですが、作用が強いのがハイドロキノンの方になります。

 

どちらもシミを元の色に戻す働きをしてくれるのですが、ビタミンC誘導体は緩やかにシミの色を元に戻していき、ハイドロキノンは早くシミの色を元に戻そうとする力を持っています。

 

なら、早くシミなんて消えてくれた方が良いのだから、ハイドロキノンを使えばいいのねと思いがちですが、作用が強いということは副作用も強いということになります。

 

敏感肌の人にとっては、ハイドロキノンに刺激を感じてしまうこともあるので、敏感肌だから心配だという方は、まずはビタミンC誘導体を含んだクリームを試してみるのが良いかもしれませんね。

 

ハイドロキノンは刺激が強いと言っても、皮膚科を受診してシミを消したい場合には、濃度5%のハイドロキノンクリームが処方されます。これに対し、市販のものは濃度1〜4%までで販売されていて、厚生労働省が推奨する副作用を抑えて使用できる濃度は2%以下とされているので、濃度2%以下配合の商品であれば試してみても良いですね。

 

ハイドロキノン商品を選ぶ時に、もう一つ加えて欲しいポイントがあります。それが「安定型ハイドロキノンを使用している」と明記してあるものです。安定型ハイドロキノンは副作用が起きにくいように改良して作られた成分なので、より安心してハイドロキノン商品を使ってもらえるようになっています。

 

 

気になる虫刺されの跡を早く消したい!という場合は、しっかり保湿で肌を健やかな状態に戻しつつ、出来てしまったメラニン色素を薄くしていく成分の力を借りてケアしていきましょう。

 

続きを読む≫ 2017/01/26 22:40:26

年代は違えど共通する悩みのシミ

 

初めてシミに気付いた時は1ミリ程度の小さなものだったのに、気付けば1センチもの大きさになっていた。20代の時にはシミが出てもほったらかしでも消えていたのに、30代を過ぎると消えるどころが大きく濃くなっていくばかり。

 

このように、シミは人によって出方も違えば、シミが気になり始める年代も違います。また、シミには色々な種類があり、それぞれで有効な対処法も異なります。

 

シミがなぜ出来てしまうのか、どんなタイプのシミがあるのか、また、どうすればシミが消せて、シミを予防するにはどんなことをすれば良いのかを、できるだけ若いうちから把握しておくことがシミ対策する上では欠かせません。

 

 

シミは出来る場所や形状で種類が違う

 

シミと言われる中で一番多いものが老人性色素斑で、頬っぺたに1p程度の薄茶色の丸い形のシミができます。30歳を過ぎたあたりからシミが出てくる人が増えてきて、40歳・50歳と歳を取るにつれて、シミの数が増えたり色が徐々に濃くサイズも大きくなっていきます。

 

老人性色素斑が進行すると、シミの色が濃い茶色〜黒色に変化し、シミがボツボツとイボ状に膨れます。このタイプのシミを脂漏性角化症と言います。高齢者の方に多いタイプのシミで、老人性イボとも呼ばれています。

 

頬に出来るシミには老人性色素斑の他に、左右対称に茶色や灰色のボヤンとシミ広がる肝斑があります。肝斑は女性ホルモンのバランスと深い関係があり、妊娠期やピル服用期、更年期の女性に多く見られます。

 

顎のラインにそってニキビが出来た場所が茶色くなったり、手足の傷があった場所が茶色い痕として残るシミを炎症性色素沈着と言います。

 

このように、シミと一言で言っても、シミができる年代も違えば、色・形・場所も様々です。

 

しかし、共通して言えることは、シミは肌の一部にメラニン色素が増えて沈着して出来るということ。ということは、メラニン色素を増やさないようにすればシミは予防できるのですが、なぜメラニン色素が増えてしまうのかを正しく理解して、正しい対策を取る必要があります。

 

 

シミの原因「メラニン色素」が出来るメカニズム

 

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3つで構成されており、シミは表皮の一番奥の部分、真皮との境目となる基底層で作られます。

 

基底層は、血管から酸素や栄養を受け取り新しい細胞を作る場所で、基底層で新しく作られた細胞は、一般的には約28日間かけて角化して角質細胞となり、最終的には垢になって剥がれ落ちていきます。

 

この細胞の生まれ変わりをターンオーバーと言いますが、ターンオーバーという機能が生きているから、仮に表皮に傷が付いても痕に残らずに済みます。

 

しかし、紫外線や摩擦などの外的刺激が表皮を通り越して真皮にまで到達した場合、真皮ではターンオーバーが行われない為、真皮で受けた傷痕が新しい細胞に生まれ変わることなく残ってしまいます。

 

そうならない為に、表皮と真皮の境目にあるメラノサイトでは、紫外線などの外的刺激が、真皮を傷つけてしまわないために、メラニン色素をたくさん誕生させて、黒い膜となって真皮を守っています。

 

このようにメラニン色素は外的刺激の害から守る為に必要不可欠なものなのですが、歳を取るにつれて、基底層の元気がなくなっていき、肌を紫外線の害から守るためのメラニン色素が表皮と真皮の境でしっかり防波堤の役目を果たせなくなり、真皮の方へ落ちて込んでいきます。

 

そうなると真皮ではターンオーバーが行われないので、いつまでもシミとして残ったり、シミが真皮まで沈まなくても、加齢でターンオーバーの間隔がどんどん空いていくので、皮膚の細胞の生まれ変わりも遅くなり、メラニンが蓄積してシミとなるのです。

 

 

シミの原因「メラニン色素」が作られる様々な刺激について

 

皮膚を傷つける刺激から真皮を守るために、基底層でメラニン色素が作られることがシミの原因ということが分かりましたが、皮膚を傷つける刺激は色々あります。

 

紫外線の刺激

 

メラニン色素が増える最大の原因は、やはり紫外線です。紫外線と言っても、ここ最近浴びた紫外線のせいでシミが出来てしまうのではなく、生まれてからずっと浴びてきた紫外線の積み重ねが原因です。

 

皮膚には浴びた紫外線を貯める貯金箱みたいなものがあり、アウトドアのように1日で一気に日に焼けた時の紫外線だけが貯まっていくいくのではなく、「洗濯物を干すのに少しだけベランダに出た」「すぐそこのコンビニまで買い物に出た」というような、本当にちょっとの時間だから別にいいよね?と、紫外線対策をせずに浴びたわずかな紫外線でも、貯金箱にどんどん貯まっていきます。

 

そして、その貯金箱がいっぱいになった時に、一気にあふれるようにシミになって肌に現れるのです。

 

活性酸素の刺激

 

活性酸素はメラニン色素と同じで、本来はウイルスなどから体を守るために働いてくれる必要不可欠なものですが、活性酸素が必要以上に作られてしまうと、侵入したウイルスを攻撃するだけでなく、正常な細胞まで攻撃をするようになります。

 

細胞が傷つけられると、メラノサイトにメラニン色素を大量に作るようにと間違った指令を出すようになり、紫外線を浴びていなくてもメラニン色素が生成されることになります。

 

活性酸素は日頃の悪習慣で増えていきます。

 

  • 毎日ストレスを抱えている
  • 睡眠不足が慢性化している
  • タバコを吸っている
  • 毎日のようにお酒を飲んでいる
  • PM2.5のような大気汚染物質を浴びている
  • 料理はせずインスタントものが多い
  • スーパーの揚げ物など総菜をよく食べる
  • UV対策をせずに紫外線を浴びている

 

タバコは吸わない、お酒も飲まないという人でも、ストレスが全くない人はいません。私たちは生きているだけで活性酸素が過剰に作られやすい環境に身を置いているのです。

 

摩擦の刺激

 

日頃の悪習慣と言えば、毎日のスキンケアのやり方が違うとシミの原因となります。

 

粉おしろいしか使っていないようなナチュラルメイクならクレンジングを使わなくても洗顔で十分落とせますが、それ以外の場合は化粧品の油分を落とすためにもクレンジングと洗顔のW洗顔は必須です。

 

しかし、最近は面倒なW洗顔をしなくても、マスカラまでキッチリ落とせる拭き取りタイプのクレンジングシートがあります。忙しい時、ササッと化粧を落としたい時にとても便利なクレンジングシートですが、拭き取る時にどうしても皮膚との摩擦が生じます。

 

本当に面倒で忙しい時だけ拭き取りシートで、あとはきちんと泡洗顔していればよいのですが、手軽だからと毎日拭き取りシートでメイクを落としていると、毎日摩擦の刺激を受け続け、皮膚で小さな炎症が毎日起きることになります。

 

炎症が生じると、炎症の害から守るためにメラニン色素がたくさん作られますが、余ってしまったメラニンはどんどん蓄積していき、ゆくゆくはシミとなって現れることになります。

 

肌に摩擦が生じるのはメイク落としの時だけではありません。

 

  • 虫さされで掻き毟った痕がしばらく茶色く残った
  • 足のすねの毛をカミソリで剃っていたら、うっすら茶色くくすんできた
  • 毛抜きで脇の処理をしていたら、脇が黒ずんできた

 

蚊に刺されてかいた痕がひと夏の間茶色く残ったというような経験は誰しもあるかと思います。このように、メイク落としの摩擦以外でも、皮膚と摩擦が生じることであれば、それはシミの原因となりうるのです。

 

 

C炎症の刺激

 

炎症は摩擦が起こることで起きますが、その他の理由でも肌が炎症を起こすことがあります。それが、火傷やアトピー性皮膚炎などのような皮膚疾患です。

 

日常生活の中で、「料理中に油がはねた」というような小さな火傷をする事がありますよね。すぐ冷やしたけれど、少し茶色く痕が残ってしまったが、気付いたら消えていた。

 

これも熱い油が皮膚に飛びつくことで皮膚が炎症を起こし、その炎症を沈めようとメラニン色素が作られます。小さな火傷であれば、ターンオーバー機能によってやがて新しい皮膚と入れ替わりますが、真皮に届くような火傷になってしまうと、残りやすいシミとなることもあります。

 

また、アレルギーが原因で肌トラブルが生じるアトピー性皮膚炎は、常に皮膚で炎症が起きている状態で、かゆくて皮膚を掻き壊す機会も多く、アトピー症状が出ている部分が全体的に黒ずんでしまいます。

 

 

これだけは押さえておきたいシミ対策

 

シミを作らないためには、ターンオーバー機能が衰えないように、肌老化を防ぐことと、メラニン色素を過剰に作り出さないような環境作りが必要です。

 

日にさらされる時間がほんの少しであっても、紫外線貯金を溜め込まないためにも、毎日最低限のUV対策をするようにしましょう。

 

特に外で何かをするという予定がなく、普段の日常生活レベルでしか日光に当たらない場合には、SPF20程度、PA++程度の日焼け止めをきとんと塗るようにしましょう。アウトドアで日焼けすると分かっている場合には、SPF20以上でPA+++の日焼け止めを塗りましょう。

 

それと並行して、肌老化を促進させないためにも、毎日のスキンケアは欠かさず行いましょう。朝の洗顔後、夜の入浴後にしっかりと肌に水分を与えておかなければ、角質層の間の水分がどんどん失われていき、肌のハリツヤがなくなり、肌表面はバサバサの乾燥肌に。

 

すると肌のバリア機能が失われ、紫外線などの刺激をダイレクトに受けやすくなり、挙句ターンオーバー機能も低下しているので、肌を元気に戻す力も弱くなってしまいます。確実にシミに近づいて行ってしまいます。

 

まずは、毎日のスキンケア&UV対策を欠かさず行うこと。そして、悪い生活習慣があればそれを見直すこと。

 

シミ対策は早ければ早いに越したことはありませんので、数年後にシミで悩まずに済むように、しっかりとケアをしていきましょう。

 

 

 

続きを読む≫ 2017/01/26 21:25:26